小林刷毛製造所のホームページです。表具用、絵画修復用、絵画用などの刷毛を制作販売しております。
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TEL:047-472-3431
FAX:047-476-5202

刷毛の歴史

 刷毛はもともと毛筆から変化したものだが平安時代に入ると経、絵画の巻物がつくられて紙の継ぎや裏打ちが行われるようになり、大経師により刷毛が使用されるようになった。

 文献等では四天王寺蔵の国宝・扇面古写経に、井戸端や水辺で物洗いしたり、水を汲んだりしている絵が多いが、その中に漆塗りの箱と思われるものを洗っている絵があり、それに刷毛が二つ描かれているものがある。

 室町時代に入り、とりわけ義政の時代書院造りの床の間に表装掛け軸が不可欠となり表具師が刷毛を使った職人尽くしの絵が描かれている。 この時代は表具師自身が刷毛を作ったものと思われる。
 江戸時代になると、刷毛を生業とする職人が初め京に起こり、後には江戸にも出現する。京刷毛は柔らかく、江戸刷毛は一般に腰が強いと文献に出ている。 その製法は凹凸のない毛を揃え、和紙を張り合わせた厚紙で毛の根元を巻き、刷毛板に挟んでプレスし昔は髪の毛をよった糸、後には三味線糸で綴じて作るようになった。


刷毛の手入れの仕方

刷毛の毛が抜けることの最大の原因は毛の腐敗です。

                     
@  
刷毛の柄の部分に挟まれた毛に糊が吸い上げられます。

                     
A  
この部分は洗えませんのでまず糊が腐りこれが毛に伝染して腐ってしまいます。

B  
毛が腐ってしまいますと土のようにぼろぼろな状態となり抜け毛となってしまいます。



*よって次のことがやって頂きたい必要事項です。


@使用後の刷毛は中性洗剤でよく洗っていただき、よくすすいだ後、よく振って、タオル等で毛の水分をよくふき取って下さい。 そして風通しのよいところ(湿気のないところ)に掛けて下さい。

A出来ましたら壁より10cm以上離して掛けて下さい。


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